2018年11月12日月曜日

トランペットが印象的な曲まとめPart1【ジャズとクラシック編】

こんにちは。突然ですがトランペットの音って素敵ですよね。



※この記事は移転する前のはてなブログで2018年6月28日に公開されたものです。

トランペットが使われている音楽の魅力
思わず元気が出てくるようなノリノリな音だったり、しっとりして華がある雰囲気の音は何というか聴いていてハイになる。トランペットだけじゃなくトロンボーンにサックス、とにかくホーンセクションが魅力的な曲は問わず中毒性があって何回もリピートして聴いている。

trumpet boyのミーム動画はほぼトランペットのbgmがよく流れてるからずっと見てられるんじゃないかと思う。私はそれだけトランペットが使われてる曲大好き!でも弾けない。


そんなトランペット好きの私が数ある曲の中からお気に入りをピックアップしました。本当は1ページに全部纏めたいところだったのですが、思った以上に多くなりすぎてページが重くなって入りきらなかった。

以下ジャズとクラシック編です。

次回Part2はこちら↓


ジャズ

シング・シング・シング

ビッグバンドジャズと言えばこの曲。イントロのトロンボーンとトランペット掛け合いがグッとくる。聴けば無条件で元気が出てくる曲。定番曲。

この曲をここまで有名にさせたのはベニー・グッドマン。彼は人種差別をせず誰でも楽団に入れていたそうだ。だからなのか、この曲の特にドラムからは気取らない格好良さを感じる。ちなみにミッキーがドラムを演奏するTDSの大人気ショーのビッグバンドビートではこの曲は最後に演奏されているらしい。

イン・ザ・ムード

華やかでゆったり落ち着ける曲。グレン・ミラー楽団の代表曲の1つ。
こちらも定番曲。ビッグバンドビートはこれも演奏してる。

茶色の小瓶

同じくグレン・ミラー楽団の代表曲の1つ。小学生の音楽の教科書に歌詞付きで載っている曲。健全な曲なのかと言うと、茶色の小瓶とはつまり酒瓶の事で実際のところアルコール依存症の夫婦がテーマなので不健全だったりする。ゆったりとして心地いい曲調はお酒に酔っている雰囲気を感じます。

Fly Me To The Moon 

エヴァンゲリオンのエンディングでお馴染みの曲。3拍子と4拍子の2パターンがある。
この曲のアレンジをヒットさせたのがフランク・シナトラ。シナトラが発表した頃アメリカではアポロ計画が進んでいて、月が身近な存在になっていたのでテーマソングのような扱いになっていた。また、実際にアポロ10号・11号にて積み込まれ月で最初に流された曲だ。ロマンチック。ちなみにシナトラはイタリア系マフィアとの黒い噂が絶えなかった。ケネディ大統領暗殺事件の黒幕の1人だったとか・・・。
ゴージャスな曲のアレンジ、アポロ計画というライブ感、シナトラ自身の危なそうな魅力が色々混ざってグッとくる。

モーニン

アニメ坂道のアポロンやNHKの番組で使用された曲。落ち着いたかっこいい曲に聴こえるが、この曲のテーマはタイトル通りmoanin(呻き)だ。作曲者のアート・ブレイキーが受けた人種差別の苦しみを表現している。どこかトランペットが苦しげに聴こえて来ないだろうか。アドリブでつけられたと言われている歌詞つきバージョンもある。

Hey Pachuco

映画マスクのテーマ曲。冴えない主人公が被ると破茶滅茶な人格になってしまう不気味な仮面を使ってヒロインにアタックするコメディ映画。Hey Pachucoは映画の最大の盛り上がりのシーン、主人公とヒロインがダンスをしているところで流れる。

さらにマスクにはもう1つトランペットが使われているCUBAN PETEという曲があります。こちらもノリノリの曲調で、警察に追い詰められた主人公が歌とダンスでその場を乗り切るシーンで流れてきます。

ちなみに主人公の吹き替えは山寺宏一。

Benny Hill Theme



イギリスのコメディ番組ベニー・ヒル・ショーのテーマ曲。
海外の面白おかしいミーム動画でよく流れているイメージ。

クラシック

ラプソディー・イン・ブルー

作曲者のガーシュヴァインは列車の走行音からこの曲を着想し2週間で書き上げた。クラシックとジャズを融合したシンフォニックジャズとして高く評価される曲。おしゃれ。日本ではのだめカンタービレやCMでも広く使われていますね。


仮面舞踏会 ワルツ

聴いているといい香りが漂ってきそうな曲。作曲者のハチャトゥリアンはこれの作曲に難航していたが、肖像画を描いてもらうためにポージングしたとき主題が耳に聞こえてきたという。
フィギュアスケーター浅田真央が一時期ずっとこの曲で演技していました。(バンクーバー五輪あたり)多くの選手がこの曲を使用しているイメージ。

ボレロ 

演奏時間が長い(15分)し同じメロディが永遠と繰り返されて単調だが、次第に壮大になっていくメロディが引き込まれる不思議な曲。トランペットは基本的にリズムを奏でているが終盤の盛り上がりでメロディーにどんどん主張してくる。
ちなみにこの曲の長さでバレエ音楽。上半身裸で下半身黒タイツという格好で大きな赤い円卓に主役(メロディ)、その周りに同じ格好した男性たち(リズム)が音楽の盛り上がりに合わせて休みなく踊る。私はかなり昔に1回だけボレロの公演を観に行った事がありますが、その躍動感や美しさは強烈な記憶に残っています。

バレエ「くるみ割り人形」より行進曲


くるみ割り人形とはチャイコフスキーの3大バレエの1つ。(あと2つは「白鳥の湖」と「眠れる森の美女」)クリスマスシーズンお決まりの演目で12月中はどのバレエ団も大抵これを踊っている。くるみ割り人形の物語はざっくり説明するならば、女の子(クララ)がクリスマスプレゼントにくるみ割り人形を貰ったと思ったら、実はその人形はお菓子の国の王子で一緒にネズミと戦ったり、お菓子の国で踊り明かして幸せなひと時を過ごすが、最終的には人形を貰った事以外は夢だった。というバレエ団によって色々パターンはあるが、大体そんな感じの子供向けの話だ。

この行進曲は演目が始まって3曲目に登場します。大体子供達がクリスマスツリーを囲んで踊ったりプレゼント貰ってはしゃいでるシーン。クリスマスパーティーにやって来てこれからプレゼントが貰えるぞ〜!って子供のワクワク感が伝わって来る曲ですよね。

私は観る側、踊った側としてくるみ割り人形の一部の曲が嫌いになる程聴いて来ましたが、この行進曲だけは変わらずお気に入りです。昔の頃からトランペット好き。

バレエ「ペトルーシュカ」よりロシアの踊り

メジャー所を紹介してきましたが最後はあまり有名でないものを紹介。これもバレエ音楽で、作曲者であるストラヴィンスキーの3大バレエの1つです。(あと2つは「春の祭典」と「火の鳥」)ペトルーシュカの物語はざっくり説明するならば、変なおじさんが3体の人形に生命が宿らせたらその内の女性型の人形を争って三角関係になって、最後には主人公の人形(ペトルーシュカ)が群衆の前でもう一方の男性型の人形に殺害されるというホラーで後味悪いお話。ロシア版ピノキオだとかバッドエンド版ピノキオなんて言われています。

この曲自体は生命が人形に宿って踊りだすという明るい場面で流れます。曲調は軽快で可愛らしいですがどこか不協和音を感じないでしょうか。でもそんな相反する要素が魅力で何度聴いても飽きない曲です。私が知っているストラヴィンスキーの曲は大体不協和音(私個人の感想)ですがどれも癖があるんですよね。