つい先ほどラスボスを倒してきたので熱が冷めないうちに言いたいこととかネタバレしつつ書いていく。
本編の感想はこっち
4400円という価格にしてはあまりにもボリューミー
結論から言うとエルデンリングのDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』は期待通り面白かった。
50~60時間でクリアしたが取り逃した要素を回収しようとしたらまだまだかかりそう。
狂人(誉め言葉)が作ったとしか思えない目眩がするほど広大で立体的な地形・建物。
今までのソウルシリーズDLCにはなかったNPC達の群像劇もとい分岐イベント。
ありえない量の新規装備。
これが本当に4400円でいいんか?
他社でこのボリュームのDLCを出したら...DLCではなく普通に続編として6000円とかでリリースしてるレベルなんじゃないだろうか?
影樹の加護システムは賛否あるが本編を周回して強くなってる状態でもまるでレベル1から始めているような体験が出来たので私はアリだと感じた。
他社でこのボリュームのDLCを出したら...DLCではなく普通に続編として6000円とかでリリースしてるレベルなんじゃないだろうか?
影樹の加護システムは賛否あるが本編を周回して強くなってる状態でもまるでレベル1から始めているような体験が出来たので私はアリだと感じた。
加護を探すことで大量の古龍岩や雫の幼生も手に入るので、最初はこんなに要らんわと思ったがラスボスが強いのでフロムの「試行錯誤してクリアしてね」という優しさの様なものを感じた。
ソウルシリーズの集大成
エルデンリングはソウルシリーズでは無いかもしれないが、とにかくこのDLCは集大成である。
プレイヤー達も熟練度が上がってしまいその期待に応えるために私たちプレイヤーが面白いと感じられる限界を少し超えた難易度をしているような気がする。
私が厄介なファンだからこう感じてしまうのかもしれないが、フロムがソウルシリーズにおいて難易度調整とか表現できる限界をどことなく感じてしまってなんだか悲しいというか...
少し前のインタビューで宮崎氏は「JRPGに挑戦してみたい」と発言していてそれも相まってソウルシリーズは近い将来世に出ることは無いんだろうなと推測できる。
こんなに敵が理不尽な強さしてるのは飢えたプレイヤーのためにやりたいことやりきって次に切り替えるって意図にも感じられた。
マップ中央から離れるほど密度スカスカ
本編では蔑ろにされているキャラの補完がされていてテンションがぶち上がった。
具体的にはマリカ、ユビムシ、壺、トリーナあたりだろうか?
しかしマリカ、ユビムシのそれぞれの故郷?エリアはだだっ広いだけで移動がしんどい割に何もないのでがっかり。
そこ以外もかなりスカスカで本編お馴染みボスシリーズが使いまわされていてそれもがっかり。
影の城は気が狂いそうなくらい入り組んでいていたがそこで力尽きたのか他のダンジョン等は割とさっぱりしていた。
物語が補完された筈なのに納得がいかないラスボス
*ネタバレというか愚痴
残念なところを挙げるならエルデンリングDLCは後味が良くない。
ダークソウルを3作品やって最後に奴隷騎士ゲールを倒した時のような「あぁ、本当に物語が完結したんだな」というスッキリした多幸感とかはない。
なんでラスボスがラダーンなん?
なんで既存キャラ使い回したん?
裏ボスとかならまだしも...真新しさがない...
ラダーン全盛期と戦ってみたいというのは分かるがこのラダーンは喋れなさそうだし体モーグで操られてるしなんだかな...
ミケラはマレニアの腐敗をなんとかしたい
↓
でもラダゴンの黄金律ではマレニアを救えないのでミケラは黄金律を捨てる
↓
ミケラはラダーンに憧れてラダーンを王に、ミケラは神になる約束をした?
↓
描写はないが恐らく拒否される
↓
戦争をしかけてマレニアにラダーンを殺して魂の状態?にしようとして失敗
↓
褪せ人がラダーンとモーグ倒してくれたので冒涜的なやり方だが神になる条件が揃う
↓
自分の迷いとか愛だとかなんか色々旅の途中で棄てて段階的にミケラは神になる覚悟を決める
↓
最終的に自分の律でマレニアの腐敗含めてみんながハッピーな世界作りたい!
ってこと?
マレニアとラダーンが戦った理由はミケラがラダーンに王になって欲しいからマレニアに殺させようとしたという動機は面白いが、ミケラがラダーン推しだったとか一切本編で匂わせてなかったのが引っかかる。
なんかのアイテムテキストにあった『兄さまが約束を違えるはずない〜』は兄さま=ミケラではなくミケラがラダーンについて語っていたセリフということなんだろうか?
まぁそれでもやはり納得がいかない。
ラダーンの理不尽な強さよりも納得がいかない。
技量信仰マンで非力ロールプレイでここまで来たのに大盾のために筋力増強したことより納得いかない。
私はてっきりメスメルかゴッドウィンあたりがラスボスになると予想していたのでかなり肩透かし...
とまぁ納得いかない点はあるがちゃんと練られたストーリーであることには違いなく面白い作品です。
そういえば発売3日でDLCなのに500万本を突破したそうで...まったくとんでもないゲームだよ。
この売り上げでまた面白い次回作が発売されるのを心待ちにしてるよ。
大盾と拒絶の棘が無かったら永遠に倒せなかったと思う
— 枝野ずんだ (@ZUnda66) July 2, 2024
昨日DLCクリアしました#エルデンリング pic.twitter.com/4MtpHoylaJ